美容室の集客アイデア11選!新規・リピーター集客のおすすめ手…
店舗集客
「集客をアップして美容室の売上を伸ばしたい」
「新規顧客もリピーターもどちらも獲得できる方法が知りたい」
美容室の運営にあたって、集客は切っても切れない悩みです。
集客は美容室の売上に直結するため、上手くいかないと頭をかかえてしまいます。
そこで本記事では、美容室の集客で悩んでいる方へ向けて、以下の情報を紹介します。
・美容室の集客の課題
・新規顧客とリピーター別のおすすめ集客方法
・集客アップのコツ
本記事を読んで集客の基本を抑え、あなたの美容室を人気店へと導きましょう。
美容室の集客に関する課題には、以下の2種類があります。
・新規顧客の来店数が少ない
・リピーターが獲得できない
なぜ課題が二分化されるかというと、新規顧客とリピーターでは顧客の思考やニーズが異なるからです。
そのため、美容室が集客の課題を改善するにあたっては、新規顧客・リピーターに分けて対策を講じる必要があります。
本章では新規顧客とリピーターそれぞれの、集客で課題が生じる原因と対策を解説します。
新規顧客の集客が上手くいっていない場合には、集客方法が適切でない可能性があります。
現在の集客方法を見直し、新規顧客にとって魅力的な集客ができているか確認してみましょう。
美容室に関わりのない友人や知人など、第三者に集客方法を見たときの率直な感想を聞くと、集客の参考になります。
美容室の売上を既存顧客だけで向上させるのは、簡単ではありません。
ですから、既存顧客だけで対応が手一杯の場合を除き、常に新規顧客が獲得できるよう集客を行うことが大切です。
美容室がリピーターを逃す原因として、顧客が接客態度や技術などのサービス面、料金面で不満を抱えていることが考えられます。
リピーター集客で大切なことは、顧客に美容室に再来店する価値を感じてもらうことです。
つまり、美容室のファンになってもらうことに重点をおいて集客を行うと、リピーターが獲得しやすくなるということです。
リピーターは定期的な来店が期待できるため、美容室の売上を安定させるために必要不可欠です。
新規顧客だけで美容室の運営を行うことは現実的ではないので、既存顧客の再来店を促す施策を考えましょう。
本章では、美容室で新規顧客を集客する際におすすめの方法を8つ紹介します。
料金を安くする施策も効果的ですが、顧客は美容室に技術や接客などのサービスも期待しています。
ですから、顧客に「この美容室に自分の髪の毛を任せたい」と信頼を寄せられるような内容の集客を行いましょう。
・ホームページ
・美容ポータルサイト
・SNS
・Web広告
・Googleビジネスプロフィール
・チラシ
・フリーペーパー
・紹介制度
それでは、美容室に新規顧客を集客するための施策を一つずつ解説します。
ホームページは、来店を検討中の新規顧客がリサーチのために閲覧するため、新規顧客の集客として有効です。
ホームページは美容室が運営する公式サイトなので、信頼性の獲得や店舗のブランディングができるメリットがあります。
ホームページではSNSやポータルサイトに掲載している情報よりも、詳しい内容を発信する場として利用することをおすすめします。
例えば、技術に対するこだわりや施術で使用する商材の詳細、細かな料金などの情報です。
また美容師の紹介やブログ、スタイリング写真があると顧客に安心感を与えられます。
新規顧客の集客には、美容ポータルサイトを利用するのもおすすめです。
美容ポータルサイトは美容室が気に入れば、即座に予約できるシステムになっており、新規顧客が獲得しやすい集客方法です。
しかも割引クーポンを発行することもでき、新規顧客が来店するきっかけ作りができる利点もあります。
また、大手の美容ポータルサイトであれば登録者が多く、認知度アップにも役立ちます。
例えばホットペッパービューティーや楽天ビューティー、エキテンなどの美容ポータルサイトが人気が高い傾向にあります。
美容ポータルサイトに未掲載の場合は、すぐにでも人気ポータルサイトに美容室の情報を掲載しましょう。
近年では、集客にSNSを使用する美容室が多くなりました。
特にInstagramやTikTokは、美容室の魅力を視覚的に訴えることができ、新規顧客の興味を引きやすいことが特徴的です。
文章よりも写真や動画に力を入れてSNSを運用すると、集客力アップにつながります。
またSNSには、スタイリングの写真や動画を多く投稿することで、技術力をアピールできるという利点があります。
SNS利用者はトレンドを追い求める傾向にあるため、巷で流行のスタイリングやカラーを投稿するとより注目されるでしょう。
美容室の周辺地域に競合店が多い場合は、Web広告での集客を検討しましょう。
周辺地域に競合店が多いと、検索時に自店舗の情報が上位に表示されず、新規顧客を獲得する機会を逃す可能性があるからです。
ですからWeb広告を上手く活用して、美容室の情報が埋もれないようにしましょう。
例を挙げると、リスティング広告がおすすめです。
リスティング広告は、指定したキーワードで検索された際に、検索結果画面に広告を表示させるWeb広告です。
指定するキーワードに美容室周辺の地域名を含めると、より集客アップを狙えます。
GoogleビジネスプロフィールはGoogleが提供する、店舗情報の発信ツールです。
ホームページのように美容室が運用するため、情報の精度が高く、顧客に安心感を与えられます。
Googleビジネスプロフィールは店舗情報のほか、来店した顧客による写真や口コミが掲載されることが特徴的です。
特に新規顧客は口コミを重要視しており、美容室の情報収集をする際に閲覧するケースが多く見受けられます。
顧客は、口コミの内容はもちろん、店舗からの返信を見て対応の良し悪しを判断します。
ですから、投稿された口コミには丁寧に返信して、美容室の誠実さをアピールしましょう。
チラシでの集客は、美容室の近隣に住む顧客へのアピールに有効です。
またチラシは美容室の商圏をより細かに絞り込むことができ、店舗周辺での認知度アップに期待できます。
さらに新聞に折り込んでチラシを配布すれば、顧客が店舗への信頼感や安心感を抱きやすいというメリットもあります。
チラシにクーポンや来店時のプレゼントなどの特典を付けると、新規顧客が来店しやすくなるでしょう。
地域密着型の美容室を目指す場合は、フリーペーパーで集客を行うことをおすすめします。
なぜならフリーペーパーでの集客は、配布地域全体に美容室の存在をアピールできるからです。
地域住民の話題にのぼるような、インパクトのある写真や文言を掲載すると良いでしょう。
また、近隣のスーパーマーケットや飲食店などによく置いてあるフリーペーパーに掲載すると、顧客の目に触れやすくなります。
ただし、フリーペーパーでの集客は、一度の掲載では集客効果が得られない可能性があることを念頭においておきましょう。
継続して広告を出稿し、美容室の情報を地域に定着させることで、新規顧客の獲得を狙う必要があります。
紹介制度は、既存顧客に新規顧客を紹介してもらう集客方法です。
知人や友人からの紹介のため、新規顧客が美容室へ親近感や安心感を抱きやすいという利点があります。
新規顧客の紹介は、常連客を中心に依頼しましょう。
なぜなら常連の顧客は信頼関係が築けており、美容室の情報や魅力を十分に理解してくれているからです。
例えば、紹介者と紹介を受けた新規顧客のどちらにも特典があると、より来店数が伸びやすいでしょう。
ただし、何度も紹介を依頼したり、紹介を催促したりすると既存顧客が離れる可能性があるので注意してください。
美容室に訪れた顧客は、何らかの価値を感じることで「またこの美容室に来よう」と考えます。
そのため、顧客に美容室の価値を感じてもらい、再来店の動機を作ることがリピーター獲得のカギを握ります。
本章で紹介する3つの集客方法を実践し、リピーターが絶えない美容室を目指しましょう。
・再来店クーポン
・美容室アプリ
・LINE公式アカウント
それでは、リピーターを獲得するための集客方法の具体的な内容を解説します。
再来店クーポンは、料金の安さに価値を感じる顧客にとって、十分な再来店の動機となり得ます。
そのため再来店クーポンの配布は、リピーターの獲得に有効です。
再来店クーポンは「前回の来店から○ヶ月まで」と有効期限を設けて発行しましょう。
定期的な来店を促すことにつながり、売上の向上が期待できます。
また、再来店クーポンはこまめに内容を更新することをおすすめします。
毎回同じ内容では顧客が飽きてしまったり、お得な料金に慣れてしまったりするからです。
例えば「新規メニューお試しクーポン」を配布すると、顧客に目新しさを感じさせつつ、顧客単価のアップが可能です。
リピーター獲得を目指すなら、美容室アプリの導入も検討しましょう。
美容室アプリはプッシュ通知によって、定期的に情報を発信できる便利なツールです。
頻繁に顧客の目に美容室の名前や情報を触れさせることで、存在をアピールすることが可能です。
また美容室アプリには、来店履歴とともに顧客の過去のスタイリング写真も残すと良いでしょう。
過去のスタイリングを振り返ることで、顧客は自然と「次のスタイリングはどうしよう」と考え、予約につながりやすくなります。
さらに美容室アプリにポイントカードの機能を付ければ、複数回の来店も見込めます。
既存顧客への店舗のアピールと、来店の動機作りができるため、美容室アプリはリピーター獲得に有効な手段です。
LINE公式アカウントを集客に用いるのも、美容室のリピーターを獲得するのに適しています。
なぜなら、LINE公式アカウントは集客に使えるあらゆる機能を兼ね備えているからです。
例えば美容室のアプリのように、通知を配信するツールやポイントカードとして利用することが可能です。
また、通知の配信には「絞り込み配信」という機能があり、配信するターゲットをより細かに絞り込めるメリットがあります。
さらに、LINE公式アカウントでは配信だけでなく、顧客との個別チャットを行うこともできます。
個別チャットでの予約は、電話やネットでの予約に比べて心理的ハードルが低いため、リピーターの増加も見込めるでしょう。
美容室で集客力を上げるためには、抑えておくべきポイントがあります。
ただ闇雲に集客方法を実践するだけでは、集客や売上の向上は期待できません。
以下に示す4つのポイントを参考に、十分に戦略を練ったうえで集客を行いましょう。
・ターゲットを細かく設定する
・美容室のコンセプト・強みを明確化する
・競合との差別化を意識する
・集客方法を組み合わせる
それでは、集客力を上げるための要点を一つずつチェックしましょう。
美容室の集客では、ターゲットの設定は重要なポイントです。
なぜなら、ターゲットが明確でないと、集客を行っても誰にも刺さらない可能性があるからです。
美容室のターゲットは、年齢や性別、集客エリアなどを細かく設定しましょう。
ターゲットが明確化すれば、集客の方向性が定まり、求めるターゲット層の顧客の来店が見込めます。
また美容室のインテリアやメニュー、発信する情報などもターゲットの好みに合わせると、より高い集客効果が期待できます。
美容室の集客は、店舗のコンセプトを定めてから行うと効果を発揮しやすくなります。
コンセプトを定めて美容室を運営すると、店舗のブランド化が期待できるからです。
ブランド力が高い美容室は、顧客がそこに通うこと自体にステータスを感じるため、リピート率が高い傾向があります。
またコンセプトと同じく、美容室の強みも明確にすることが大切です。
例えば「トレンドのスタイルが得意」「骨格に合わせた小顔カットが可能」のような、技術的な強みを押し出しましょう。
美容室の強みが明らかになっていると、興味を持った顧客が来店しやすくなります。
美容室の集客を行う際は、競合店の情報を集め、差別化できる点がないか確認しましょう。
美容室の近隣に競合店がある場合は、差別化が上手くできていないと顧客が競合店に流れる可能性が高くなります。
競合の美容室と差別化できるポイントの例としては、料金やサービス、営業時間などが挙げられます。
差別化ができるポイントを集客に活かせれば、顧客に来店を促すことができるでしょう。
美容室は、複数の集客方法を組み合わせて集客することをおすすめします。
なぜなら2つ以上の集客を実施すると、相乗効果が狙えるからです。
集客方法ごとにメリットとデメリットがありますが、複数の方法を組み合わせれば相互補完ができます。
例えばチラシにホームページやポータルサイトのQRコードを掲載すると、より集客効果が高まります。
チラシで興味を持った顧客を、予約ツールに誘導できるためです。
チラシだけの集客は、予約のハードルが高いという課題がありますが、予約ツールに誘導できれば、ハードルはぐんと低くなります。
ですから集客を行う際は、集客方法ごとの得手不得手を把握し、上手に組み合わせて活用することが大切です。
本章では、美容室が集客を行う際に注意すべき3つのポイントを解説します。
・新しい情報を発信し続ける
・店舗の規模や回転率を考慮する
・過剰な安売りをしない
上記の注意点を参考に、集客・売上アップを目指しましょう。
美容室の集客では、常に情報のアップデートをすることを意識してください。
なぜなら情報が古いものばかりだと、顧客が美容室に不信感を抱いたり、興味を失ったりする可能性があるからです。
ですから、顧客を飽きさせないためにも新しい話題を発信する必要があります。
例えば、トレンドのスタイルや新しく導入したメニュー、スタッフの日常などはフレッシュな情報を発信しやすいでしょう。
ホームページやSNSは、頻繁に更新することをおすすめします。
また高頻度に情報を発信することには、美容室の情報が埋もれにくくなる利点もあります。
美容室の集客を行う際は、スタッフの人数や座席、回転率にも目を向けましょう。
美容室の規模に対して来店数が多すぎると、予約が取りにくくなったり、サービスに不備が生じたりする可能性があるからです。
その結果、顧客が美容室へ不満を覚え、再来店が見込めなくなる場合もあります。
集客が上手くいっても、美容室の安定した売上の要となる、リピーターを逃してしまっては本末転倒です。
ですから美容室で新たな集客方法を導入する際は、集客効果の様子を見て少しずつ実施する集客方法を増やしましょう。
割引クーポンは来店の動機作りとして有効な手段ですが、配布には注意が必要です。
なぜなら、常にクーポンを配布すると通常料金で施術を受ける顧客が減少し、来店数が増えても利益が上がりにくくなるからです。
特に1人で運営している個人の美容室は、対応できる客数に限りがあるため、過剰な安売りはおすすめできません。
安さだけを魅力にクーポンを発行するよりも、顧客に「通常料金でも通いたい」と思ってもらえるサービスを行うほうが賢明です。
集客方法にはいくつもの種類があり、複数を組み合わせることでより大きな集客効果が見込めます。
そのため、今の集客が上手くいっていないからと落ち込む必要はありません。
本記事で紹介した方法と現在実施している方法を組み合わせ、集客効果を少しずつ高めていきましょう。
また、どの集客方法を実施するかは、美容室の現状とどのような顧客を得たいのかを熟考のうえ決定することが大切です。
戦略をしっかりと立てて自分の美容室に合わせた集客方法を実施し、集客アップを目指しましょう!